内部リンク数と上位表示の関係

内部リンクとは、サイト内部のリンクのことである。
あるサイトから別のサイトへのリンクを「被リンク」、あるサイトの内部のページ同士でのリンクを「内部リンク」と区別する。

この「内部リンク」も、検索エンジン上位表示と多いに関係がある。

内部リンクと被リンクはどちらが上位表示に有利なのか

「内部リンクと被リンクは、どちらが上位表示に有利なのか?」

上位表示についてのよく耳にする質問に、こんな質問がある。
私の答えは以下の通りである。

「内部リンクと被リンクは相互補完的な要素である。
どちらが上位表示に有利だとか、そういった性格のモノではない。」

被リンクは「そのサイト全体」がどの程度価値があるかという要素である。
一方で内部リンクは、あるサイトの中で「そのページ」がどの程度価値が高いかを示す要素である。

例えば「検索エンジン上位表示」で検索した場合を考えてみよう。
このサイトの場合、ほぼ全てのページに「検索エンジン上位表示」という言葉が登場するが、だからといって、必ずしも、このサイトが1位になるわけではない。

このサイトが最高で何位に表示されるかというのは、主に「被リンク」の要素で決まる。
このサイト全体の被リンクの数が少なければ、どんなに「検索エンジン上位表示」という言葉が登場したとしても、上位には表示できない。

逆に、十分な被リンクがあったとしても、たいてい、検索結果に表示されるのは、1つのサイトにつき、多くとも2ページ程度である。
ほぼ全てのページに「検索エンジン上位表示」という言葉が登場するからといって、このサイトの全ページが上位表示されるということはあり得ない。

サイトの中で検索結果に表示させる2ページをどのように選ぶのか?
このときに参考にされるのが「内部リンク」なのである。

このように「被リンク」と「内部リンク」は上位表示のために相互補完的な役割を担っている。
どちらが上位表示に有利かを比較するようなものではないのだ。

内部リンク数と上位表示の少し「複雑な」関係

内部リンク数が多ければ多いほど、検索エンジンでの上位表示につながる。
ただ、そのメカニズムは少し複雑である。

前述のように、内部リンクと被リンク相互補完的な関係にある。
内部リンクだけをいかに充実させても、被リンクがほとんどなければ、上位表示は不可能である。

内部リンクというのは、あくまでも「サイトの中でそのページがどの程度の価値があるか」を示す指標である。
内部リンク数が多ければ多いほど、そのページの価値は高いと判断される。
しかし、それは、あくまでも「サイト全体の中で」どの程度の価値があるかということであり、内部リンクの充実によって、サイトそのものの価値が上昇することはあり得ない。

サイトそのものの価値の上昇のため、上位表示には、内部リンクと併せて被リンクの充実も欠かせないということを理解しておくべきであろう。

トップページは上位表示に有利なのか?

SEO対策について「トップページの方が上位表示に有利」というような言説を目にすることも多い。

これは半分間違いである。
トップページだから直接的に上位表示に有利ということではない。

トップページが上位表示に有利なように見えるのは、ごく一般的な作りのサイトの場合、内部リンク数が最も多くなるのがトップページだからである。

というのも、最近のサイトは、たいてい、全ページがトップページへのリンクをつけている。
明示的に「トップページ」などとリンクを表示していなくとも、左上のロゴマークをクリックするとトップページに飛ぶようになっている場合が多い。
こういったサイトの場合、内部リンク数の最も多いページはトップページになる。

このように、一般的なサイトの作り方をすると、トップページの内部リンク数が最も多くなるので、結果的に、トップページが上位表示に有利な状況になっているのだ。
トップページだから、直接的に上位表示に有利ということではない。

関係ないページが上位表示してしまうとき

検索エンジンの上位表示に関するよくある悩みに「サイトのテーマと関係のないページが上位表示されてしまう」というものがある。
具体的には「プロフィール」「サイトポリシー」「規約ページ」など、副次的な役割のページが上位表示されてしまい、肝心の記事が上位表示されないというものがある。

このような悩みの主な原因も、内部リンク数にあると考えてよい。

「プロフィール」「サイトポリシー」「規約ページ」などは、サイトの全ページからリンクされている場合が多い。
だから、これらのページの内部リンク数が多くなり、結果的に検索エンジンは、これらのページを重要なページだと勘違いして上位表示してしまっているのだ。

このような場合、対策は3つある。

対策① サイトマップでページの重要度を調整する

重要でないページが上位表示される場合の対策の1つは、サイトマップで調整するという方法である。

検索エンジンに登録するサイトマップ(sitemap.xml)の書式には、各ページについて、ページの重要度を申告するタグがある。
このタグ内の数字をいじることで検索エンジンの表示順位を調整するという方法である。

この対策はGoogle検索エンジンにはある程度効果があるようだが、Yahoo検索エンジンの場合の効果は微妙だという声もある。

対策② トップページの内部リンク数を増やす

そもそも、重要でないページが上位表示される主な原因は内部リンク数にあるのだから、重要なページであるトップページへの内部リンク数を増やすというのも方法の1つである。

ただ、これについても、必ず効果が上がるというものでもない。

実は、内部リンク以外にも、ページの上位表示に関係する要素はいくつかあり(キーワード出現頻度やリンクテキストなど)、トップページへの内部リンクを増やせば確実に問題が解決するかというと、必ずしもそうではないようなのである。

対策③ 副次的なページの登録を拒否する

確実に別のページを上位表示させるなら、副次的なページの検索エンジンへの登録を拒否してしまうというのも手である。

そもそも、「プロフィール」「サイトポリシー」「規約ページ」などといったページは、検索エンジンに登録する必要性の低いページである。
検索エンジンの検索結果から、いきなり規約ページにジャンプしても、結局、そのユーザーは直帰してしまうだけだろう。

であれば、いっそのこと、そういったページが検索エンジンにインデックス登録されること自体を拒否してしまうという方法も有効な手段だと私は考えている。
HTMLファイルのヘッダ部に、以下の記述をすると、そのページは検索エンジンにインデックス登録されなくなる。

<meta name="ROBOTS" content="NOINDEX, FOLLOW" />

内部リンク数を増やすには

被リンク数が十分にあれば、内部リンク数が増えるほど上位表示に有利になる。
サイト内で見てもらいたい記事は、内部リンク数を重点的に増やしたいところである。

内部リンクを増やすには、どうしたらよいのだろうか?

まず、サイドバー、フッダーなどを活用すへきである。
サイドバーやフッダーなどには、積極的に、サイト内の関連するページへのリンクを掲載することで、内部リンクの充実をはかるべきである。
サイトの規模にもよるが、だいたい、サイドバーとフッダーだけで1ページあたり50〜60個程度の内部リンクを入れることを目標にするとよい。

その上で、特に上位表示をさせたい記事は、「オススメ記事」などというコーナーを用意し、全ページのサイドバーなどに掲載したい。
こうすることにより「オススメ記事」に掲載されているページは内部リンク数が多くなるため、上位表示ができるようになる場合が多い。

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